
なかなか衝撃的なタイトルです。
「年に一度は、退職届を書きなさい」!
タイトルだけ見ると、毎年のように転職をしろと言っているようにも思えますが、果たして、本書の内容は?
実は、本書は安易な転職を促すような内容ではありません。
むしろ、逆に一つの会社の中で、どのように立ち回っていけばいいかについて書かれています。
(よく見ると、表紙に「でも会社は辞めない」と書いてあります(笑))
では、表題の真意は?
それは、年に一度、会社を辞めた気になって、退職届を書いてみなさい。
その際、会社に入って良かったことや儲かったことを書いてみなさい。
そうすれば、いかに会社にいることにメリットがあるか分かるでしょということです。
(もちろん、それを実際に誰かに見せるわけではありません。)
会社員であることによって、給料がもらえると共に、「会社の名前」というブランドが使えます。
誰か人に会おうとしても、何の肩書も無く個人の名前を出すより、会社の名前を使った方が効率が良かったりするのです。
実は、退職届を書くことには、もう一つのメリットがあります。
それは、会社から得られたものを整理し、見直すためのツールとして使えるということです。
そして、本当に転職する際には、退職届の名前を変えれば、自動的に職務経歴書になると。
う~ん、これには目から鱗が落ちましたね。
転職云々は抜きにしても、自分が会社の仕事によって、どういうものを得ているのかをしっかり認識しておくことは非常に重要であると思います。
そして、その内容が自分のヴィジョンと方向が合っているかをチェックしてみるべきですね。
木下 道太
ダイヤモンド社
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各テーマがおもしろい

退職届がおもしろい

今、仕事に乗れてない人 読んでみたら・・・
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