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転がる香港に苔は生えない

転がる香港に苔は生えない (文春文庫)
こないだ香港に行ったという話をしたら、香港をネタにした本を持っていると言われたので、友人から本書を借りました。

著者は、星野博美さん。

この本に限らず、自分の知っている土地が舞台になっている本だと、より楽しく読めますね。



前回紹介した「マネーロンダリング」は、あくまでのタックスヘイブンとしての香港、富裕層から見た香港が描かれていました。

しかし、本書はそれとは全く逆の視点-現地で生活している普通の人々の視点から見た香港が書かれたものです。


本書では、中国への返還が一つのキーワードとなっています。

返還前は、やはり中国に帰属することで、社会の制度が劇的に変わるという不安を人々は抱いていました。
いざというときに備えて、外国籍を取得するために一定期間海外(カナダなど)に移住した人々が相当数いたようです。

返還後は、不動産の価格が暴落するなど、様々な混乱が起こりました。

本書は、このような返還の前後における香港の空気感を見事に伝えています。

やはり、筆者が実際に香港に住んで、様々な人と交流した記録なので、非常にリアリティーを感じますね。


香港に起こった環境の激変は、日本人には想像もつかないと思います。
そんな中であっても、香港の人々は、ある種の冷静さをもって、したたかに生きています。

将来を悲観せず、流れに身を任せず、今できることを最大限にやる。

この姿勢を我々も学ぶ必要がありそうです。



他にも、日本人との価値観や習慣の違いが書かれていておもしろかったです。

現地に行く前に本書を読んでいれば、香港から受ける印象もきっと違ったものになったでしょうね。

転がる香港に苔は生えない (文春文庫)
星野 博美
文藝春秋
売り上げランキング: 102617
おすすめ度の平均: 5.0
5 稀有な出来。
5 リアルホンコン
5 いざ、香港へ
5 怒濤の香港ピープル
5 買いです。


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マネーロンダリング
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Author:UME(管理人)
社会人3年目。
仕事にもそこそこ慣れ始めたが、将来のビジョンが定まらず、思い悩む日々。
読書が趣味で、本は週1、2冊のペースで読んでいる。
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