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タートル流投資の魔術

本書は伝説のトレーダー集団、タートルズの最優等生と呼ばれたカーティス・フェイスが著者です。

タトールズのトレード手法についての専門的な解説がありますが、実は本書の本質はもっと別のところにあります。


伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術
カーティス・フェイス
徳間書店
売り上げランキング: 4700
おすすめ度の平均: 4.5
5 投資における最も大事なものとは?
5 投資の考え方がしっかりと学べる超優良本
5 トレンドフォローの最高の教科書では
5 これはトレーディング本ではない!
4 テクニックなどを学ぶ各論の書としては面白いが。


トレードに勝つためには、正の期待値を持つトレーディング方法を用いることです(これを本書ではエッジと呼んでいます)。

正の期待値を持つ取引は、長期的には成功する確率が高いです。

逆にいえば、過去の分析からそういう結果が出れば、どんなシンプルなルールであっても適用してよいということです。

実際、タートルズが用いていたトレーディング手法は、素人の私から見てもシンプルなものでした。



実は、重要なのはトレーディング手法ではなく、自分の決めたルールをどんな状況でも守り抜くというメンタルの問題であるそうです。

これが如何に大事であるかは、著者が繰り返し主張しています。

ドローダウン(負けトレードばかりが続く期間)が数カ月若しくは一年以上にも及び、自己資金が30%以下になっても、果たしてトレードを(それも今までと同じ様に)続ける精神力を持っている人間が、いったい何人いるのか。

私には、とても無理だなぁと思いました。
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マネーロンダリング

マネーロンダリング (幻冬舎文庫)
先日の香港旅行の際に、持って行った本です。

本書は、タックスヘイブンである香港を舞台にした金融小説です。
著者は、私が大好きな橘玲さん。

初めて読んだのは、数年前ですが、前々から香港に行ったときは現地で読もう!と心に決めていました。

大まかなあらすじは、以下のよう・・・。


香港で口座開設の仲介をしている秋夫のもとに、ある日、ミステリアスな美女、麗子が現れる。

彼女の依頼は、5億の金を税金を払わずに海外に移すこと。



麗子の依頼を受けてから4ヶ月後・・・。

日本から来たやくざと接触することになった秋夫は、こう告げられる。

麗子は消えた、50億の金を持って・・・・。

果たして麗子の正体は?50億円の行方は?そして、衝撃の結末は?



・・・というような話です。
(陳腐なミステリーの様なあらすじになっていますが、オリジナルはこれの10倍かっこいいです)

著者の圧倒的な金融知識と香港のアングラ事情をバックグラウンドに、50億と麗子の行方を追って、スリリングなストーリーが展開されます。

麗子を追う過程で、徐々に事件の背景と、麗子の過去が明らかになっていき、物語に引き込まれます。


プロットもさることながら、個人的に最も気に入っているのは、橘さんの文章です。

とにかく、クールでかっこいい!

人によっては冷淡で身も蓋もないと感じるかもしれませんが、この物語の世界観がいっそう引き立っていると思います。



おそらく、本書が出版された2002年当時、ここまでタックスヘイブンとしての香港を描いた本は存在しなかったのではないでしょうか?

単純な小説としてのおもしろさに加え、この本から得られる情報にも価値があります。

橘さんは、本書と次作の永遠の旅行者以降は小説を書いていませんが、再び小説を書いてくれることを心待ちにしています。

マネーロンダリング (幻冬舎文庫)
橘 玲
幻冬舎
売り上げランキング: 3025
おすすめ度の平均: 4.5
4 最高のエンターテイメント
5 驚愕の金融小説
5 面白い、申し分なし。
1 とりあえず、橘玲は、小説を書くべきでない
4 金融ビジネスの危うさ


■関連
転がる香港に苔は生えない
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方

マネー力

マネー力 (PHPビジネス新書)
大前研一とマネーという言葉に釣られて買いました(笑)

本書では、マネー力が幼稚園児レベルである日本人に対して、大前研一さんが叱咤しています。

そして、日本人はマネー力を鍛えて、自分の資産を守ると共に、投資による収入を高めることでライフスタイルを変えるべきだと主張しています。
本書で特に強調されているのが、「投資をワールドワイドで考えよ!」ということです。

日本はすでに経済成長が頭打ちになっているし、高齢化も確実に進行しています。
そうすると、日本国内に投資をしても、大きな伸びは期待できません。

これに対し、世界に目を向ければ、BRICs諸国をはじめとして、もの凄い勢いで成長している国、若しくはこれから大きく成長するであろう国がたくさんあります。
これらの国に投資をすれば、大きなリターンを得られる可能性が高いでしょう。
金利が0.1%もつかない国内の銀行に貯金するのとは、比べるまでもありません。

上記のようなことが、大前さんの鋭い世界経済の分析とともに書かれています。



個人的に本書で印象に残ったのは、外国人のマネー力の高さについての話です。


ひとつは、ハイパーインフレに見舞われたブラジルの話。
その際に、人々は給料を月払いではなく週払いで、しかも金曜ではなく月曜日に支払うように要求しました。
(1ヵ月でもかなりお金の価値が下がってしまうので、早くもらった方が良いという理屈)

そして、給料をもらったその足でドルに両替し、さらに政府が銀行を閉鎖する可能性を考慮して自宅にタンス預金するということをやっていたそうです。


もう一つは、自国の将来に不安を感じている中国人や台湾人が、自分の子供に外国籍を取らせているという話。
中国などでは、外国籍を取得すると外国人と同じように扱われるので、身内を外国人にすることでいざという時に資産をスムーズに外国に逃がすことができるというわけです。


う~ん、たくましい!
日本人にこういう発想はできないですね。

本書で言うマネー力とは、単に投資してお金を稼ぐ能力ではなく、上記のような危機管理能力を指しているのでしょう。

本書を読んで、日本人に欠如しているマネー力を高め、これからの時代に備えるべきだと思います。

マネー力 (PHPビジネス新書)
大前 研一
PHP研究所
売り上げランキング: 19334
おすすめ度の平均: 3.5
2 相変わらず世界は平和
3 個人の努力にも限界があるので・・・
4 やってみてます
5 過剰不安に陥らないための資産運用
5 今の日本人は,政府に甘えすぎだ。まるで,親離れできない子供のようだ。


■関連
サラリーマン再起動マニュアル
スティーブ・ジョブズ 超仕事力
1兆円を稼いだ男の仕事術

お金を銀行に預けるな

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
勝間さんの本の中では、今のところ本書が一番有名な本なのではないかと思います。
本人もこの本でブレイクしたと語っていますし(出典:読書進化論)。


本書のテーマは、①金融リテラシー(金融の情報や知識を主体的に読み解く力)を身につけようということと、②リスクを恐れるのではなく、リスクをコントロールしようということです。

第1章では、日本人の金融リテラシーの低さを指摘し、ワークライフバランスをとるために、リスクとリターンをうまくコントロールして収入を得ることの重要性を説いています。

そして、2章以降では、アセットアロケーションの概念や各金融商品の解説、そして実際にリスク資産へ投資するためにするべきことや心構えなどが書かれています。


まあ、ここらへんの話は橘玲さんや内藤忍さんの著書などでよく書かれていることなので、個人的にはこの本から得るものはあまり無かったですね。

ただ、勝間和代という有名人をチャンネルにすることで、多くの人が金融リテラシーに対する意識を高めるための契機を得られるというところに、本書の意義があると思います。


というわけで、本書は、投資を始めようと思っている人が、そのための基礎知識や心構えを学ぶための入門書として良い本だと思います。

【関連記事】
読書進化論

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
勝間 和代
光文社
売り上げランキング: 2199
おすすめ度の平均: 3.5
4 金融危機後にこの本を批判するのはお門違い
1 内容が浅いし、良心度が低い
3 金融商品との付き合い方を提供する書物
3 ここのレビューをみてわからなくなりました。
3 投資行為は自己責任とは言え、罪作りな人


■関連
勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド
無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法
マネー力
非常識な成功法則
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門
読書録第1発目となるのが、橘玲さんの「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」です。

2002年に出版された本で、この本を読んだ当時、私は大学3回生でした。
その頃から投資に漠然と興味を抱いたのですが、世の中の仕組みがよく分かっていませんでした。
(理系でしたし。)

そんな状態でこの本を読んだのですが、衝撃を受けましたね。
なるほど、世の中ってこういうことだったのか!と。
以来、橘玲さんの著作は全て読んでいます。

本書では、制度の歪みから生じる恩恵を「黄金の羽根」と定義しています。

そして、黄金の羽根を拾い、真に自由な生き方をするための知恵が散りばめられています。
その範囲は幅広く、株式や不動産投資に留まらず、保険、年金、税金、ファイナンスや法人制度にまで渡っています。


といっても、決してそれぞれ内容が表面的であるというわけではありません。
随所に経済学の理論や法律などの話が盛り込まれ、踏み込んだ説明がされています。

経済や税制などといった話は通常は小難しいく感じるものなのですが、それに苦痛を感じさせずに読み進めることができ、且つ内容がすんなり頭に入ってくるのは、まさに著者の文才がなせる技でしょう。


人によっては、制度の盲点をついて利益を得るのは卑怯だと言う人もいるかもしれません。
確かにその是非はありますが、実は本書が真に意図することは、黄金の羽根を拾うことではなく、その裏側にあります。

すなわち、あとがきに書かれているように、世の中の仕組みを知らないがために貴重な時間やお金をドブに捨ててはいけない。

つまり、「システムのダークサイドを歩くな!」ということなのです!

そのためにはまずシステムを理解しなければならない。
その結果として、黄金の羽根を拾えるチャンスが生まれるということなのです。


今回、読書録を書くにあたって、久々にこの本を本棚から引っ張り出して、パラパラと読んでみましたが、改めていい本だなぁと。

まさに本書は、資本主義というゲームに参加する我々にとってのルールブックと言えるでしょう。

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門
橘 玲
幻冬舎
売り上げランキング: 5365
おすすめ度の平均: 3.5
5 お金の教養が身につく
5 お金に興味がなかった方に是非
3 行動は促されなかった
4 証券マン失業の書?
4 投資に興味を持つキッカケをもらいました。


■関連
マネーロンダリング
プロフィール

UME(管理人)

Author:UME(管理人)
社会人3年目。
仕事にもそこそこ慣れ始めたが、将来のビジョンが定まらず、思い悩む日々。
読書が趣味で、本は週1、2冊のペースで読んでいる。
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